News 2026.08.01
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映画『ロングレッグス』(主演 マイカ・モンロー)

映画『ロングレッグス』(主演 マイカ・モンロー)

【憑くのは悪魔? それともキツネ?】

光の捉え方とカメラアングルが印象的なホラー作品である。ニコラス・ケイジがシリアルキラー役を演じていたらしいが(あれがそうなの?)、最後まで分からなかった…。

映画は、米オレゴン州で過去30年にわたり、ごくフツーの家庭の父親が子供の誕生日に突然、妻子を殺害したのち自らも命を絶つという不可解な事件が10件も発生していて、その解明にFBI新人女性捜査官が挑む、という内容だ。

観ていて、昔(たぶん30~40年くらい前)たまたま読んだ週刊誌の小さなコラム記事を思い出した。

あれは週刊現代だったか、週刊朝日だったか……。ウケ狙いの根拠レスなオカルト記事を載せるような週刊誌ではなかったように思う(㊟筆者の個人的な印象です)。

詳細は既に憶えていないが、そのコラム記事は日本のとある地方都市で起きた猟奇的な事件を報じていた。たしか、郊外の新築戸建て住宅を買った一家四人が新居に引っ越したその日の晩餐で、父親が突然暴れ出し、妻と子二人を惨殺したという事件ではなかったか──。

この映画のように父親も自殺したかどうかは記憶が定かではない。ただ、「キツネに憑かれた」という記事中の文言を憶えているので、生き残って逮捕された父親がそのように供述していたのかもしれない。あるいはやはり父親も命を絶って、その不可解さを表現するのに記者が「キツネに…」と記述したのかもしれない。

いずれにしても、私は「あり得そうな話」として今日まで憶えていた。

この映画との共通点としては父親による一家惨殺ということだが、それだけではない。本来なら喜びの佳き日であるはずの──映画では子供の誕生日、くだんの週刊誌では新居引っ越しの日に、それが行われたということである。それともう一つ、映画では悪魔に、週刊誌ではキツネに憑かれたという点。

科学至上主義の私が何故、あり得そうな話と思ったのかは分からない。週刊誌の記事中には「ローンの返済がプレッシャーとなって……」ともあったような気がするが、それだけではないような気もする。

世の中で一番身近で、一番よく知っているはずの家族は、よく知っているはずのニコラス・ケイジの顔が分からなかったように、実はよく分かっていないのかもしれない。

画像引用元 ぴあ映画  映画.com

 

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