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映画「ボーン・アイデンティティー」(主演マット・デイモン)

映画「ボーン・アイデンティティー」(主演マット・デイモン)

【ハッピーエンドかな?】

ストーリーも好いし、テンポも良い。記憶喪失という設定は使い古されているものの、またどうして記憶を失ったのかもよく分からなかったけど、米国政府が3000万ドルをかけて作った人間兵器と来れば、そんなことはどうでもよくなるってもんでしょ。

なんたって、自分がどこの誰かもわからないのに、身の危険を感じれば格闘マシーンのごとく自ずと体が動いちゃう。カーチェイスだってお手のものさ。こちとら3000万ドルだかんな、なめんなよ!

そして、次々と送られてくる刺客をすべてやっつけて、一緒にいると危険だからと別れた彼女に会いに行くラスト。絵に描いたようなハッピーエンドである。

だが、観終わって暫くすると、これって、女性的にはどうなんだろ? と思えてきた。たしかに、別れ際には、身を切られるような思いをしただろう。でもそれは、異常な状況下で生まれたシンパシーのようなもので、この男といると危険なのはさんざん実証済みだ。おまけに別れるときに、一生食べるのに困らないほどのおカネを貰っていて、今や左団扇で平和に暮らしているのである。そこに災厄の権化みたいな男がひょっこり会いに来られても……なあって、女性の皆さん、そう思いません?

画像引用元 JustWatch

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