News 2024.02.26
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書籍「採用基準」(伊賀泰代)

書籍「採用基準」(伊賀泰代)

【中身はリーダーシップ論】

表紙に「地頭より論理的思考力より大切なもの」とありますが、結論から言えばその答は「リーターシップ」だそうです。

著者が在籍した外資系コンサルタント・ファームのマッキンゼーでは、「地頭が良いこと」や「英語が出来ること」は重要な採用基準ではあるものの、もっとも重視しているのは「リーダーシップがあること」だと言います。

将来の幹部候補生を採用するという考え方からではありません。新人社員にもその日からリーダーシップを求めると言います。チーム内の全員がリーダーという組織だからだと──。成果を上げることがチームの目標であることを各人が共通理解しているため、「船頭多くして……」にはならないそうです。

これまでも何回か触れたように、前職では私も自分の部署の採用を任されていたので、本書にはかなり刺激を受けました。設計事務所でありながら、コンサルティング部門だったことから、論理的思考力を試すために筆記試験でフェルミ推定問題を出したり、リーダーシップをみるために設計とは無関係のグループワークをさせたりしました(例えば、東京オリンピックに合わせて発行する5万円札の図案を皆で考えろ──とか)。

ただ、今でも心苦しく思っているのは、そのようにして選抜してきた学生を最終面接で、

「弊社の仕事は、貴方がどんなに一生懸命取り組んだとしても、顧客から喜んでもらえるとは限りません。それどころか、時にはその成果を罵倒されることすらあります。それでも貴方は粘り強く取り組むことが出来ますか?」

と聞くことでした。聞かれた学生は

「もちろんです。粘り強さには自信があります」

などと健気に答えるのですが、聞いている本人が罵倒などされようものなら、一気にやる気が無くなっちゃうことには人一倍自信があるのでした。

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