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映画「ロング・エンゲージメント」(監督 ジャン=ピエール・ジュネ)

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【MMM(マネクはマチルドを愛している)!】

戦死――すなわち戦場で死んだということ――の決定的な証拠などあることの方が少ないのかもしれない。いずれ戦場は修羅場なのだ。確認作業を担当する兵士もまた自らの命を守ることに必死なはずなのである。その作業が杜撰なものであっても不思議はない。

それでも国で待つ親族などがその訃報に接すれば普通は受け入れるしかない。もしそれが間違えていれば、その後の消息により生存が確認されることもあるだろう。あるいは、戦後になって帰還するということもあるに違いない。だが何年経っても、そうしたことが無ければ、やはり受け入れるしかないのだ。

しかし、マチルドは違った。マネクは必ずどこかで生きている! そう信じ続けた。確証があったわけではないだろう。ただ、死んだという確実な証拠もないというだけだ。そして、その思いは大願成就する。彼の記憶喪失という代償付きで。

さて、この後二人はどうなるのだろう。おそらくマネクの記憶は、マチルドの献身的な愛によって戻るのではないだろうか。いや彼女は、たとえ戻らなくてもまた一から始めればよいと思ったのだ。

「歩くと痛いの?」

再会を果たした時、最初に会った少年の日のように彼はそう尋ねたのだから――。

画像引用元 Yahoo映画

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