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映画「鬼龍院花子の生涯」(監督 五社 英雄)

映画

【てか、鬼龍院政五郎の生涯じゃん】

いやぁ、泣けました。何度も観て全部わかっているのに泣けました。まず岩下志麻演じる正妻の歌が死ぬところでウルッときて、松恵の夫・田邊(山本圭)が死ぬところでグスンときて、最後に出陣する土佐の侠客・鬼政こと鬼龍院政五郎と養女・松恵とのやりとりでは号泣しました。

もちろん公開当時(1982年)、流行語にもなった「なめたらいかんぜよ!」の松恵役・夏目雅子も良かったし(ただし、男の横っ面をひっぱたくシーンは撫でるようだったので、ちょっと不満……)、脇を固めた岩下志麻や室田日出男らも白眉です。しかし、何と言っても鬼政を演じた仲代達矢の鬼気迫る演技が素晴らしいのです。

この映画を初めて観たのは社会人二年目。会社の理屈に戸惑う毎日の中で、無教養で社会の変動に翻弄されながらも、バカな娘でも娘は娘とばかりに命がけで.花子を魔窟から救い出す──そんな鬼政の姿に正直感動しました。

男が男であったし、女も女であった時代のお話。今はもう誰も振り向きません。

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