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映画「真実」(監督:是枝 裕和)

映画

人生は映画と違って撮り直しはできません。自分を振り返っても、あの時にああしておけばとの後悔は数多あれど、人間関係にまつわる後悔が多い気がします。とりわけ多いのはご多分に漏れず異性関係の後悔ですが、仕事の人間関係に関わる後悔も少なくありません。

さて、この映画で扱う親子という最も身近な関係性についてはどうだったでしょうか。割と無頓着だったように思います。どこかで「きっと分かってくれるはずだ」という甘えがあったのでしょう。

親と子というのは身近過ぎるだけに、こうあって欲しいという思いが強く出てしまいます。たいていはあれでよかったのだ、ああするしかなかったのだ、と自分を正当化します。

この主人公のように、自分に鎧を着せてどんな批判にも耐えられるようにする。その度に望んでいた自分の姿とはかけ離れていく──。

そうこうしているうちに、かつて無垢だった少女は知らぬ間に年老いた魔女になってしまうのです。よくできた映画です。

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