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映画「ソハの地下水道」

映画

人間は神を利用してまで、互いを罰しようとする──。登場人物の一人が言ったその言葉にこの映画のすべてが凝縮しています。

どうやらヒトという生き物は、自分の価値観と相容れぬ人間を罰したくて仕方ないのです。そうした他人を罰したいとする気持ちは、最初のうちは冷笑的に見下したような態度を取るだけの小さな芽に過ぎません。しかし、次第にその芽は大きくなって、傷つけたり攻撃したりしなければ気が済まなくなるようです。そして、その正当性を訴えるために神の名を持ち出すのです。

したがって、大きくなる前に自ら摘み取らねばなりません。権力を持った者なら尚更です。彼らがその芽を育ててしまうと、こんな悲劇が生まれてしまうのですから。

ナチスによるユダヤ人虐待モノを観ると、いつも暫く鬱状態になってしまいます。しかし、眼を逸らしてはいけないのでしょう。同じ過ちを現代に生きる我々が犯さぬように。

小さな芽ばかりか、中くらいの芽もそこかしかこに見受けられます。

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