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映画「ウィンターズ・ボーン」(監督 デブラ・グラニク)

映画

好きな映画10本を上げろと言われたら、そこに入ることはまずありませんが、それらと同じくらいに、いやそれら以上に心に残るという映画があります。これもそういう映画の一つです。

ご存じの通り、アメリカは「超」がつく格差社会ですが、一方で我々日本人は何となくアメリカ人は裕福であるという幻想も抱きがちです。しかし、その幻想に該当するのは上位1割の富裕層に過ぎず、彼らが国全体の富の7割を保有すると言います。その他の多くのアメリカ人は黒人やその他有色人種、スパニッシュ系のみならず白人系も含めて貧困に喘いでいるらしいのです。

この家族の暮らし向きもすこぶる悪い。そうしたアメリカの影の部分で、ジェニファー・ローレンス演じる主人公は、幼い弟と妹を守りながら賢明に生きます。身体を張りたくましく。それでいて何ら卑しいところがありません。まさに清貧という言葉がしっくりきます。

私は何かというと「愛する家族」とかと臆面もなく言うアメリカ人の家族第一主義はどこか嘘っぽい、あるいはフィクションだと常々感じていました。あれは、そう言わないと社会的に許されないから、形だけそう言っているだけだろうと思っていました(だって、「私は家族を愛していますが、浮気しました」などと言う大統領が出てきたりしたら、ねえ)。

しかし、これを観ると撤回せざるを得ないようです。

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