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書籍「炭素文明論」(佐藤 健太郎 著)

【エタノール、即ちお酒は危険ドラッグです】

カーボンニュートラルだの、カーボンゼロだのと何かにつけ炭素はすっかりヒール(悪玉)扱いの昨今ですが、百以上ある元素の中で我々人類にとって最も(しかも他に比べ群を抜いて)重要なものが炭素だと著者は言います。人類の歴史の陰に炭素(元素記号C)あり! と言うのですね。

たしかに炭素の化合物はデンブンや砂糖など人類の生命維持に欠かせないの栄養素であったり、ニコチン、カフェイン、エタノール(酒)といった我々の生活を潤す嗜好品の主成分だったりします。さらにはニトログリセリンやアンモニアなどの爆発物になったり、石炭や石油など従来エネルギーの主役だったりして各地の紛争や戦争の原因を作ったり、それを支えてきたりした面もあります。

本書の中で特に面白かったのはエタノールに関する記述です。もしエタノールが今日発見されたのなら即、危険ドラッグとして指定されるであろうと言うのですね。たしかに酩酊して自己を失いがちで、常習性があって中毒化しやすく、しかも発がん性物質として最高ランクとくれば頷くしかありません。

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