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書籍「未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告」( 菅谷 明子 著)

ニューヨーク公共図書館がもともとは個人図書館だったとは驚きです。そして今もなお民間NPOによって運営されているとは…。もちろんNY市からの公的なおカネも相当量投入されているとはいえ、この辺りに「公共」に対する意識の彼我の違いが感じられます。日本では公共とは行政が司るものと受け取られがちですが、向こうでは市民住民が行政と一体となって担うものと認識されているのですね。

最近、まちづくりの現場などで従来であれば官民協働とか官民一体というときに、公民協働や公民一体というべきだ──みたいな意見があります。官というと御上を連想した上下関係になるからということのようですが、なんと安直な理由でしょうか。官には官(government)としての役割がちゃんとあります。そして、公共(public)とはその官と民が協働し、一体となって形成する場のことをいうのではないでしょうか。この本を読んであらためてそう思いました。

閑話休題。最初はインターネット時代の図書館のあり方を探りたくて読んだのですが、その辺はイマイチ歯切れが悪かったように思います。強いて言えば広く浅く知識を得るのはネット、深掘りするのが書籍、あるいは書籍を集積した図書館という場所だということでしょうか。

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