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書籍「恋愛と贅沢と資本主義」(ヴェルナー・ゾンバルト 著)

NHKでシリーズ化しているドキュメンタリー「欲望の資本主義」では必ず「欲望が欲望を生む」というフレーズが出てきます。かようにして我々は、資本主義と贅沢に親和性があることを何となく既知としていますが、そこに恋愛はどう関係するのか──。

読んで分かったのは、今も昔も(現代も中世も)奢侈品を贈ったり与えたりすることでしか、女性へ愛を表せないという男の悲しい性です。だから必然的に女性の側もそれをもって愛情の証として測るようになります。男も女もいかに贅沢できるかがすべての判断基準なのですね。そんなことはないですって? でも資本主義社会はどうやらそれで成り立っているみたいなのです。

つまり、恋愛と贅沢は親和性がある。贅沢と資本主義はもとより親和性がある。かくして恋愛と資本主義も親和性があるという三段論法が成立します。一世紀前の書物ですが、それはこの21世紀の世の中で絶頂に達しているかのようです。そう思うのは私だけではありますまい。

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