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書籍「図解・橋の科学―なぜその形なのか?どう架けるのか?」( 田中 輝彦 渡邊 英一 著)

【大学の土木工学関係者に言いたいことがある】

自分がその昔土木屋であったことを思い出しつつ読んでみたのですが、これは稀に見る良書だと思います。世の中に土木工学がなぜ必要なのかというエッセンスがすべて詰まっています。

全国の大学の土木工学関係者に是非言いたいことがあります。いきなり応用力学とか水理学とかの講座で偏微分方程式を解かせるようなことはせずに、まずは教養課程でこの本に書いてあるようなことをじっくり学ばせ、だから土木工学の知識が必要なのだと分からせるべきです。そうすればそれらの理解はもっと容易なはずなのです。

そもそも、ついこの間までフツーの高校生だった若者に偏微分方程式を解かせて、その方程式の表す土木工学的な意味を理解しろというのは無理筋の話です。ちなみに私のようなボンクラな学生には最後まで分かりませんでした。そういう一般の市民住民と工学をつなぐところをしっかりやらないから(そんなのは大学でやることではないと言うのしょうね、きっと)、なにか災害等が起きた時に説明能力のない専門バカをひたすら生み出しているような気がします。

てなわけで、本書はフツーの人が読んでも十分楽しめる内容となっています。なんたって土木工学は英語ではcivil engineering(市民工学)ですから。

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