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書籍「古生物学者、妖怪を掘る―鵺の正体、鬼の真実 」(荻野 慎諧 著)

私は一体何を期待していたのでしょう。科学者が怪異を語れば、当然こうなることはわかっていたはずなのに──。まさに「幽霊の正体を見たり枯れ尾花」を地で行かれた形です。

それでも読み物としては十分に面白かったと思います。例えば「ツノの生えた肉食獣はいない」は目から鱗だったし(たしかに! ツノのあるのは草食動物ばかりだ)、一つ目と一本足の関連性もまたなるほどと思えました(但しなるほどと思える程度で、決定的な説得力があるかは疑問)。

副題にもなっている鬼の正体については、個人的には中世あたりに渡来し山奥に住み着いた西洋人ではないかと思っています。大柄で赤ら顔でとくれば……、ねえ。しかし、古生物学の研究者はもちろんそんな俗説を支持するはずもありません。淡々と無粋とも思える種明かしをしてくれるのです。

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