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書籍「ローマ人の物語 第8巻 ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)(塩野 七生 著)

ユリウス・カエサル──英語読みではジュリアス・シーザー。「ブルータス、お前もか」のあの人です。後のローマ帝国の礎を築いたと言っても良いでしょう。そんなカエサルに著者・塩野はぞっこんのようですが、彼の魅力を塩野は「女とカネ」という視点で分析しています。

まずは女。彼は関係した女性たちの誰一人からも恨まれなかったと言います(羨ましい…と言いたいところですが、恨まれるほど愛されたことがないので……)。著者はその理由を、①プレゼントしまくる  ②日陰に置かない  ③清算しない(疎遠になっても別れない)の3つだとします。

次にカネ。天文学的な借金をしたという彼なのですが、その個人的な借財のほとんどを公共事業に費やしたと言います。今でこそ公共事業は無駄な歳出の象徴のように語られますが、インフラの行き渡っていなかった当時の公共事業は市民住民の公益そのものでした。もちろん、大衆はそれを支持しますから、債権者は返済の催促もできません。

さて、私などは女性へプレゼントなど滅多にしないし、少額でも借金すれば身の破滅と怯えるのですから、歴史に名を残すのはもちろん、女性にモテることもないわけです。納得。

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