BLOGブログ

BLOG店主がオススメする本や映画など日々思うこと。

6

小説「後巷説百物語 」(京極 夏彦 作)

これは拙いことになりました。私は再びこの世界に引きずり込まれたようなのです。この世界──そう、京極ワールドにです。

以前に魅き込まれたのは十数年前だったでしょうか。あの時も暫く抜け出せないで難渋したのです。でもある時、パタっとやめることができました。そう、まるで憑き物が落ちたように。

今回もその時が来るまで読み続けるのです、きっと。この巷説百物語シリーズを。どの巻も分厚いそのシリーズを読み続けながら、その時が来るのをじっと待つしかありません。そう、あたかも経典を唱え続けながら救世主が現れるのを待つ敬虔な宗教者のように。

その時──、その時きっと、りんと鈴の音が鳴って、「御行奉為(おんぎょうしたてまつる)」の声が聞こえるのです。

RELATED

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP