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小説「ダイング・アニマル」( フィリップ・ロス 作)

ダイング・アニマル──「死にゆく獣性」とは言い得て妙です。このタイトルを知って、以前観た映画「エレジー」の原作を読む気になりました。

主人公が言うように「この獣性さえなければ人生の問題の三分の二を回避できる」だろうし、「秩序だった人生を乱すものは、この獣性」でしょう。私の人生を振り返ってみても大いに共感するところです。しかし、その厄介な獣性も死を背負っていることを、誰もが一定の年齢を重ねれば知ることになります。

歳を取るということがどういうものかは、その年齢に達した者以外には想像できないのです。だからこそ、若さに執着するし、同時に嫉妬もします。苦しいのでしょうが、それを断ち切らないと──「行ってしまったら、もうあなたはお終いです」。

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