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小説「グロテスク」(桐野 夏生 作)

【女性の持つ悪意を知りたければ桐野夏生を読め!】

グロテスク──作者の意図とは異なるかもしれませんが、女の持つ悪意をここまであからさまに描かれると、これはもうグロテスクという他ありません。主人公はもちろんユリコも、そして和恵も(いやあ、桐野夏生は女の悪意を書かせたら当代一ですね)。

私のかつて愛した女性も、主人公と同じように有名女子高の出で、「あらゆるタイプの女子を見てきた」と言っていました。「あらゆるタイプの悪意」と言いたかったのかもしれません。彼女も美しかったが、屈折していました。

その彼女が最後に言い放った言葉は、今でも折に触れて私の心を抉ります。この本を読んだら、それも彼女は計算づくだったのだと思えてきました。うーん、まさにグロテスク。

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