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国境の南、太陽の西( 村上 春樹 作)

作者の他の本──例えば青春三部作の「僕」の物語に比べると、設定やストーリーに無理がありません。その分親近感を抱けます。

もちろん、「僕」の物語だって嫌いなわけじゃありません。というか、大好きだったりします。爆笑問題の太田が「サンドイッチを作ってビールで流し込む日本人なんているかよ!」と村上作品をこき下ろしたことには、ある意味同感ですがそれでも村上春樹を読んでしまうのは何故でしょうね。

この主人公にしても、他の女性と何度も関係したくせに平気で妻を愛しているだなんてしゃあしゃあと言う男で、まったく鼻持ちなりません。にもかかわらず読んでいるうちに自分の現在進行形の物語や過去完了した物語を重ね合わせてしまう。おそらくその辺りが村上春樹の魅力なのでしょう(ハルキストの方、偉そうなことを言ってスミマセン)。

PS:単行本、文庫本とも当館の開架書庫にあります。

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