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ローマ人の物語 第10巻 すべての道はローマに通ず(塩野 七生 著)

この大作は単行本だと全15巻、文庫本にして全43巻もあるので、最初から全部を読もうとすると気おくれしてしまいます。なので、副題をみて自分の関心や興味とマッチしそうな巻だけチョイスして読むのも有りだと思います。私が最初に読んだのは、この第10巻でした。

当時私は仕事上の必要に迫られて、社会資本──いわゆるインフラ(ストラクチャー)の勉強をしていたのですが、教科書ではその本質がイマイチぴんと来ませんでした。それがこれを読んで大いに腑に落ちたのを憶えています。

著者・塩見がここで取り上げたのは、ハードのインフラとして道路(街路・橋)と水道、ソフトのそれとしては医療と教育です。いずれも2000年も前のローマ人がインフラはネットワークさせてこそ意味があることや、需要があるから整備するのではなく需要を喚起するために整備するのがインフラだと理解していたことに驚嘆せざるを得ません。

インフラ(ラテン語で「下部」の意味)ストラクチャーとは、まさに社会を下から支える構造──すなわち社会資本たるゆえんです。

この巻を読んでいるうちに次々と興味が沸いてきて結局、全巻読んでしまいました。

PS:この物語も(文庫本ではありますが)全巻、当館の開架書庫にあります。

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