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コミック「MONSTER」(浦沢直樹 作)

浦沢直樹の描いた「MONSTER」は当館でも人気の蔵書の一つですが、人間の本性、あるいは本質を抉り出してみせた問題作なので、これを子供が読むのを禁ずる親もいると聞きます。そんな全18巻のなかで私のお気に入りは、マルティン・レーストというヤクザ者が出てくる14巻から15巻です。

この男は「女に関わるとロクなことがない」が口癖の女嫌いで、かつて母親や関与した女の自殺を幇助した過去を持ちます。しかし本当は、泣いている女を見捨てることのできない心根の優しい男なのです。

そのマルティンが、アル中女に落ちぶれたかつての令嬢エヴァのボディガードを嫌々ながら務めることになります。やがて彼女の時折見せる寂しい横顔に情が移り、最後は並みいる殺し屋達にひとり立ち向かい、彼女を逃がしてあげたあと力尽きて死んでいきます。

いやぁ、男はこうありたいものです(昭和の任侠映画かよ!)。

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