映画「パピチャ 未来へのランウェイ」(監督 ムニア・メドゥール)
2021
2
26
映画「パピチャ 未来へのランウェイ」(監督 ムニア・メドゥール)
【私たちの命は、私たちのために輝く】
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1990年代アルジェリア。″暗黒の一〇年〟と呼ばれるイスラム原理主義による市民弾圧の時代。ファッションデザイナーを夢見る大学生ネジュマは、 自分たちの自由と未来のため、命がけでファッションショーを行うことを決意する──。
命を危険に晒してまで、自分を貫くことに意味はあるのでしょうか? 媚びないこと、流されないこと、立ち向かうこと。精神的な尊さは、武力の前ではあまりにも弱すぎる。本作では、自分に正直であろうとした人たちがいとも簡単に殺されていきます。
絶対的な暴力の前で人はどうあるべきなのか。一つ言えるのは、どのような状況にあっても自分の人生を諦めずに、最善の方法を選び取れる人の人生は、輝いているのだということ。どんな状況にあっても、悔いのない結論を選び取ることに生きる意味がある。
私たちの命は、私たちのために輝く。自分の人生を輝かせるのは、いま、自分にしかできない。