映画「けだもの組合」(監督 ビクター・ヒアマン)
2021
5
19
映画「けだもの組合」(監督 ビクター・ヒアマン)
【「隣に家がなかったら?」「建てればいいよ」】
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マルクス・ブラザーズは、チャップリンと同時代の米国を代表するコメディアン兄弟。もっともニューヨーク的なコメディアン、いまでもパーティグッズの定番のまゆげ・丸い眼鏡・ひげの外観のグルーチョ、いっさいしゃべらないハープの名手のハーポ、イタリア訛りの詐欺師を演じるピアノの使い手、チコの三兄弟は、それぞれが強烈な個性を発揮する。
彼らを知ったのは、ジャズミュージシャンの山下洋輔や作家の筒井康隆のエッセイなど。ぜひ一度観てみたいと思い、当時はビデオをオンデマンドもないから、大学四年の時、就職活動と称して、東京は八重洲の名画館で、一週間彼らの映画を見続け、冷房病になってしまったのが出会い。
で、思ったのは、子どもの頃大好きだったドリフターズのギャグの多くは彼らからヒントを得たものだった。だから柴犬にも違和感なく、ゲラゲラ笑えるんだ。