映画「モダーンズ」(監督 アラン・ルドルフ)
2020
12
29
映画「モダーンズ」(監督 アラン・ルドルフ)
【1920年代のパリのモダーンズたち】
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1990年当時、多分シネセゾンで観た映画。二〇代だったので、すごくオトナの映画だ、と思った。
ときは1920年代のパリ、若い芸術家や小説家の卵たちがひしめく中で、若き売れない画家ハートは資産家ストーンの妻レイチェルに惹かれる。そしてレイチェルをめぐり、ストーンと決闘する。同時にある伯爵夫人からマティス、セザンヌ、モディリアーニの贋作づくりを依頼される。
けだるく掴みどころのないストーリーと、絵画のような色彩の映像がおしゃれ。
劇中に登場するカッコいいポスターがカッサンドルの作品だと知ったのもこの映画。
エンディングでハートは、ニューヨークのMOMA、ニューヨーク近代美術館に飾られる自分の贋作が解説されるのを聞いている。そしてThe Museum of Modern ArtからModernだけが浮かび上がる。渋いね。