書籍「とこちゃんはどこ」(松岡 享子 さく 加古 里子 え)
2021
6
15
書籍「とこちゃんはどこ」(松岡 享子 さく 加古 里子 え)
【おとうさんとおかあさんはとこちゃんの手をしっかり握って離しませんでした】
◆◆◆スタッフ 吉田柴犬のオススメBOOKS◆◆◆
柴犬の子どもの頃のバイブルの一つで、本好きとなった原点ともいえる一冊。かこさとしさんは、絵本界の巨人。
2018年に九二歳で亡くなったかこさんは工学博士で、理系的な視点と独特のユニークな視点で、1960年代から数々の名作絵本を世に出し続けた。
柴犬にとっては、この本や、代表作「だるまちゃんとてんぐちゃん」、「だるちゃんとかみなりちゃん」、柴犬の奥さん(73年生まれ)にとっては、「どろぼうがっこう」、「からすのパンやさん」などがハマった絵本。
この本は、70年に、すでに後の「ウォーリーをさがせ」のコンセプトを先取り。赤い帽子、青い半ズボンのとこちゃんを人込みの中から探し出す、というしかけ。
今の時代にこの本を読むと、舞台は、スーパーマーケットではない屋外市場など、昭和30年代の日本がすごい!