書籍「エレキな春」(しりあがり寿)
2021
6
8
書籍「エレキな春」(しりあがり寿)
【あなたは、グラムロック界に咲いた仇花 マリリン伝次郎!】
◆◆◆スタッフ 吉田柴犬のオススメBOOKS◆◆◆
柴犬は、マガジンハウス発行の東京在住OLターゲットの雑誌「Hanako」に連載されてた「おしごと」でしりあがり寿氏を知り、単行本で買ったマンガがこれ。表題作の「エレキな春」をはじめ、すべて傑作ぞろい。
特に柴犬のお気に入りは「流星課長」。これは京王線(確か)新宿駅の特急を舞台に、席とりでは負けたことがないという伝説のサラリーマン「流星課長」を描いている。ライバルは通称「自動ドアのマリア」。
ある日、彼はマリアに、かつて「マリリン伝次郎」というグラムロックのミュージシャンだったことを見破られてしまう。そして、彼女と最後の対決が始まる。なんといっても中間管理職のハードボイルドっぷりがいい。
その頃の柴犬は、毎日毎日、小田急線で通っていたので、「満員電車にもロマンがある」というこのマンガが大好きだった。