書籍「21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考」( ユヴァル・ノア・ハラリ 著)
2021
11
15
書籍「21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考」( ユヴァル・ノア・ハラリ 著)
【悪い事をするとバチが当たる?】
これを私が読んだのは、昨年(2020年)6月と記録にあるので、新型コロナの第1波が収まった頃です。当時新聞で、「コロナ騒ぎの中、悪い事をするとバチが当たると信じる人が増えている」という記事を見かけました。……んなアホな? バチなど当たりません。悪い事をすれば人間の作った法律によって罰せられるのです(宗教心のある方、スミマセン。あくまでも個人の意見です)。
アメリカですら、大卒者の半数近くが神や魂の存在を信じていると言います。さすがに大学院修士課程修了者になるとがくんと減るようですが、日本だとどうでしょう。私の感覚では、大卒者の8割くらいは信じていそうな気がします。
もっとも、私も他人(ひと)のことを言ってられません。普段はそんなもの……と笑っていても、何か嫌なことがあると途端にその存在に惑わされたり、願い事があれば頼ろうとしたりしてしまいます。
しかし、これを読んだ今はもう迷いません。そんなもの──神だとか魂だとかの類──は人が作った虚構なのです。そう教えてくれた著者は科学至上主義者のようにみえるのですが、毎日2時間(‼)の瞑想を欠かさないと言います。実に興味深いですね。