News 2026.07.23
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テレビドラマ『FBI: 特別捜査班 シーズン7』(主演 ミッシー・ペリグリム)

テレビドラマ『FBI: 特別捜査班 シーズン7』(主演 ミッシー・ペリグリム)

【アメリカその監視社会の光と影】

これまでにも何回か、ここで取り上げてきた大好きなこのシリーズだが、観ていると色々なことを思う。

たとえば、よく街中でマギーら捜査官が容疑者を捕まえようと、その者に近づくシーンがある。しかし毎回、十分に確保可能な距離まで詰める前に自ら「FBI!」と大きな声を発するので(しかもFBIと黄色く大きな文字が書かれたジャケットを着ているので)、容疑者に気付かれてまんまと逃走されることが多い。あれは何か一定の距離に近づく前に大声で名乗らないといけないルールでもあるのかしらん、と思ったり……。

あるいは、日本のジェンダーギャップは先進国最悪だと言われ、欧米社会を見習えと盛んに喧伝されるが、マギーや他の女性登場人物を見ているとアメリカだってやはり女性が社会の中で働くのは大変そうで、特に仕事と家庭の両立は洋の東西を問わず、普遍的な課題なのだなあ、と思ったり。

そうしたあれこれの中で、このシーズン7で改めて強く感じたのは、アメリカというのは、凄まじい限りの監視社会なのだなあ、ということだ。

犯行現場の多くは、街中(店舗内を含む)にくまなく設置されている防犯カメラを通して、リアルタイムで捜査班司令室の大型モニターに映し出される。

そして、そこに映された者は即座に顔認証が行われ、犯人や被害者は特定される。彼らの経歴や現住所等はもちろん、所得や所有資産・負債の状況のみならず、クレカ等からの情報で、いつ、どこで何を買ったかさえも把握される。

さらには、容疑者の犯行当日の出勤(学生であれば登校)状況ばかりか、スマホからの信号で現時点の位置情報も瞬時に捕捉されるのだ。

もちろん、FBIがあらゆる情報にアクセスする権利を持つことは、彼らが扱うような重大犯罪に限ってのことだと思うし、それによって重大犯罪を未然に防ぐことが可能になるのだが、だとしても一歩でも運用を間違えば恐ろしい社会になることは間違いない。

そしてその代償を支払うのは、現場で早く名乗り過ぎて犯人を取り逃がす捜査官であったり、仕事と家庭の両立に悩む就労者であったりの、現実のアナログ世界に生きる不完全な我々なのである。

画像引用元 U-NEXT

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