News 2025.01.07
成人の日(1/13)特別営業のご案内
佐鳴湖近くの小さな図書館
BLOG

映画「ラスト・クリーク」(監督 ジェン・マクガワン)

映画「ラスト・クリーク」(監督 ジェン・マクガワン)

【物に当たるな!】

昔から洋画を観ていて思うのは、登場人物が何か上手くいかないことがあると、直ぐに物に八つ当たりするのだけれど、あれって映画の中だけなのだろうか? つまり、欧米人はフツーの人であっても、日常生活でいい大人が後先考えず物を投げつけたり、壊したりするのだろうか。だとしたら、ちょっと大人気ないよな、と日本人としては思うのである。

プロ野球でも、三振や凡打をした打者がバットをへし折ったり、痛打されて降板する投手がベンチにグローブを投げつけたりするのは、たいがい助っ人外国人選手である。最近は日本人選手も真似するようになってきているが、あまり感心しない。その点、イチローはメジャーリーグに行ってもバットやグローブを大事に扱っていた印象がある。

そんなことを思うのは、日本人には「物には魂が宿る」と考える文化があるからだろうか。いや、科学至上主義を標榜する私としてはもっと単純だと思う。いっときの感情で物を壊したりすると、あとで後悔する──元に戻すのにおカネがかかったり、二度と手に入らなかったりする──のが目に見えているからに違いない。あるいは壊したものを拾い集めて掃除したりするときに惨めさが一層募るからか。

この映画の彼女だって、道に迷ったときにスマホを投げつけてさえいなかったら、あんなことにならなかっただろうに……。でも最終的には助けてくれたのが好い人で良かったね!

PS:物に当たる欧米の文化について、どなたか詳しい人がいたら教えてください。

画像引用元 BROADWAY ONLINE SHOP

PAGE TOP