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書籍「銃・病原菌・鉄」(ジャレド・ダイアモンド 著)

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【地上最強は人間にあらず、病原菌にあり】

確かに人間は多くの大型動物を絶滅させました。もちろん武器という道具の効用もあったのでしょうが、大型動物の多くは人間を怖がることすら知らなかったので、造作なく殺せたらしいのです。

同様に新大陸の先住民もまたヨーロッパの人達がもたらした病原菌の怖さを知らなかったのです。抗体を持たないという意味で。銃という武器で征服されたわけではないのですね。

白人優位の(と思いがちな)現代社会は白人がもともと優秀だったから、あるいは有色人種の能力が劣後していたからではありません。いくつもの偶然が重なってそうなったに過ぎないのです。

それは、総じていかに早く食料生産をなしえたか否かで決まったのだと著者は言います。そのことによって、生産に従事しない支配者層や戦闘要員を養うことができたのだと。

一方でユヴァル・ノア・ハラリは、著書「サピエンス全史」で農耕社会によって人々はむしろ栄養価が落ち不幸になったと指摘しました。つまり、ゼロサムゲームの中では農耕社会が優位となったが、部分最適に過ぎず全体最適にはなり得なかったということでしょうか。

いずれにしろ、食料生産の可否は居住環境で決まったのです。もとより人種間の優劣などあろうはずもないのですが、白人至上主義者は環境要素も含めて我々は優秀なのだと言いそうですね。

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