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映画『リグレッション』(主演 イーサン・ホーク、エマ・ワトソン)

映画『リグレッション』(主演 イーサン・ホーク、エマ・ワトソン)

【少女は天使か、悪魔か】

エマ・ワトソン──言わずと知れた『ハリーポッタ―』シリーズの「ハーちゃん」ことハーマイオニ―役の彼女である。あの無垢な少女から「私を守って…」なァんて涙ながらに言われたらアータ、オジサンは全身全霊をかけて守りますとも!

てなわけで、これは父親ら悪魔崇拝者たちから凌辱されたと訴えたハーちゃん、じゃなかった少女アンジェラにすっかり騙された中年刑事の物語である。

中年刑事ブルースはイーサン・ホークが務める(彼のようなイケオジでも、やっぱ騙されるんだねv)。彼は悪魔崇拝などもちろん、普段から宗教心も薄いようだ(俺と一緒だvv)。その彼が事件の関係者を取り調べるうちに、とりわけアンジェラと接するうちに悪魔崇拝とり憑かれ、再三その儀式を夢にまで見るようになる。

この辺は何となく分からなくもない。私も普段はスピリチュアル譚やらオカルトものなど鼻で笑っているのだが、臨場感のあるホラー映画などを観た日の夜は一人で部屋にいると不審な物音にやたらと敏感になるし、就寝後に映画の内容が夢に出てきて大いにビビることがばしばある。

ましてやブルースの場合刷り込まれる相手が、あのいたいけなハーちゃん、じゃなかった(しつこい!)アンジェラなのだ。これは心理学で言う「共感疲労」のようなものだろう。彼女の訴えを親身になって訊いているうちに、恵まれない彼女の境遇に同情し、彼女の身に成り替わって精神が病んでしまったのだ。

あげくブルースは、家族を恨むアンジェラの自作自演を見抜くことができず、彼女の父親を虐待のかどで逮捕する。あの無垢なアンジェラこそが、実は悪魔だったようにも思える。

終盤、ブルースは事件の全容を解明して父親の冤罪を晴らそうとするが、父親は娘をそのように至らしめた過去の自分を責めて、すすんで罪を背負う。これもまた、娘を持つ身としては、よく分かる。私もこの父親の立場ならそうするかもしれない。

断っておくが、私の娘が悪魔的というわけではありませんぞ(とフォローしておかないと後が怖い。ホラー映画以上に…)。

画像引用元 fpdの映画スクラップ貼

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