映画「ハリケーンアワー」（監督：エリック・ハイセラー）

3分しか持たない人工呼吸器のバッテリー。その３分の中で色んなことが起こるのですが、基本的には同じことの繰り返し。飽きなかったと言えば嘘になりますし、とっくに３分経ったでしょなどとツッコミたくもなります。

しかし、これは幼子を残して妻に先立たれた男の人生そのものなのです。子供と一緒にいてあげたいのはやまやまですが、生きるためには外に出て働かなければなりません。外に出れば、色んなことがあって簡単に家へ帰ることができません。しかし家では子供が腹を空かして待っているので、必ずきちんきちんと帰って飯を食わさなければなりません。たしかにその繰り返しなのですが、家の内外で色んなことが起こるのです。男はその一つひとつに対応せねばなりません。

深読みのし過ぎでしょうか？ いや、私の人生と一致するから分かるのです。

しょうもないカミングアウトでしたね。