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テレビドラマ「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」( 主演 ジョディ・フォスター)

テレビドラマ「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」( 主演 ジョディ・フォスター)

【質問が間違えている…】

ジョディ・フォスターが演じるのは、アラスカ僻地に左遷された警察署長リズ・ダンヴァースである。リズはかつて幼い息子を事故で亡くしており、後の人生はそのことを引きずって生きている。そのためか、人付き合いが下手で社会性に欠ける。いきおい部下の扱いもパワハラ的である。

そのリズが、7人の科学者が氷原で全裸のまま遺体となって見つかった事件を捜査する。猟奇的な事件だが、彼女はオカルト的なことは一切信じない。だが、極地アラスカでの事件なだけに、先住民の伝統的文化が絡み合って、息子の死へのトラウマを抱える彼女もまた異常な心理状態に陥っていく──。

さて、このドラマで私が着目したいのは、彼女の口癖「質問が間違えている」である。捜査する過程で、たびたび自問自答しながら、あるいは部下に質問をさせながら事件を解決に導く──それが彼女のやり方だ。だが、同じ疑問であっても、質問の仕方が悪いと良い答えは得られない。そのたびに彼女は「質問が間違えている」と苛立つ。

たとえば、

「誰が殺したか?」

では質問が違っていて

「誰が犯人を知っているか?」

が正解だ──というふうに。

これは、色んな仕事に使えるだろう。いや、仕事だけでなくプライベートなことも含めて、あらゆる問題の解決に役立つに違いない。

近頃流行りのChatGPTのような生成AIも、質問が漠然としていれば漠然とした答えしか返ってこない。いかに的を射た質問をするかが使いこなすポイントだと言われている。

つまり適確な質問を考え付くことができれば、その問題は解決したのも同然なのである。

でも、それが難しいんだよね……、ダンヴァース。

画像引用元 海外ドラマNAVI

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