書籍「Ａｒｎｅ　アルネ」（企画・取材・編集　大橋歩）

【たったひとりの視点で作られた雑誌Ａｒｎｅ】

◆◆◆スタッフ 吉田柴犬のオススメBOOKS◆◆◆

大橋歩さんはイラストレーター。柴犬より少し上の世代の人にとっては、平凡パンチの表紙を創刊号から担当していることで知られる。柴犬にとっては、村上春樹のエッセイ「村上ラヂオ」シリーズでの挿絵で初めて存在を知る。
ある時、古本でたまたま見つけたのが、このＡｒｎｅ（アルネ）という雑誌。あるだけ買い漁って、家で読んでみると面白くて、さらには柴犬の好きな村上春樹や安西水丸、糸井重里、柳宗理などの作家、デザイナー、クリエイターなどがたくさん登場。大橋さんが企画から取材、そして編集まですべてご自分でこなしている、とのこと。
10号（２００４年）では「村上春樹さんのおうちへ伺いました。」という特集で、当時は大磯（？）にあった村上邸訪問記という内容は面白かった。別号での今では故人の安西水丸さんのファッション特集も面白かった。
あと、大橋さんの料理の記事もめちゃくちゃいい。少しいい加減で、でも本当に美味しそうな料理ばかり。