書籍「千の輝く太陽」(カーレド・ホッセイニ)
2021
6
25
書籍「千の輝く太陽」(カーレド・ホッセイニ)
【死と喪失と想像もできないほどの悲しみ―それがアフガニスタン人の物語だと思う。それでも、人々は生き延びる道を見つけ、また歩いていく】
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アフガニスタンと言えば、戦争、宗教、政治といった生臭い論点で語られがち。
だけど、そこにあるのは人々の暮らし。 想像もできないほどの悲しみが溢れているけれど、どんな環境でも必死に生きようとする人間の本質は、私たちと何も変わらない。
望まれぬ子としての呪縛に苦しむマリアム。
激動の時代に家族や友人全てを奪われたライラ。
年齢も、生まれ育った環境も異なる2人が、時代に翻弄されながらも力強く生きる姿を描く。
とことん悲しく胸が痛むが、それでも人は生きていく。