映画「黄昏」（主演 ヘンリー・フォンダ）

【友だちになりたいの、ノーマン】

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色々な意味でアメリカンな映画。
初めて観たのは映画館で一〇代、最後に観たのはＤＶＤで五〇代。観た時の自分の年代によって印象が違う。
ストーリーは「湖畔の別荘を舞台に、人生の黄昏を迎えた老夫婦とその娘、彼女の結婚相手の連れ子の心の交流を描く」（Wikipedia）原題はOn Golden Pondだから、邦題の方が深いタイトルになっている。
もうすぐ六〇歳になる今ならヘンリー・フォンダ演じるノーマンの気持ちが痛いほど分かる。死への恐怖、認めたくない老い、娘への愛情と照れ……。
共演する実の娘、ジェーン・フォンダが、確執を伝えられる父親ヘンリー・フォンダとの共演のために提案した企画と聞くと、なるほど、と思う。
あと、タイトルの通り、映像、本当に金色に輝く、夕刻の水の様子は素晴らしいの一言。歳をとることは決して悪くない、と思うことのできる映画。