映画「息子のまなざし」(監督 ジャン=ピエール& リュック・ダルデンヌ)
2020
12
22
映画「息子のまなざし」(監督 ジャン=ピエール& リュック・ダルデンヌ)
【人を受け入れることから、愛は始まる】
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映画評論家の町山智浩さんが紹介していた映画。
主人公のオリヴィエは職業訓練所で大工仕事を教える寡黙な中年男で、いつも不機嫌でいかにも職人肌の男。その訓練所にフランシスという少年が入所してきて、オリヴィエは担当となり、仕事を教えることになる。
実はオリヴィエとフランシスにはある因縁があって、オリヴィエはある時それを知り、フランシスは知らない。そして最後のシーンでは、フランシスはそれを知ることになり衝撃を受ける。
この映画を観て思うことは、「ヒトはどこまでヒトを許すことができるか……」ということ。自分だったら、オリヴィエと同じ行動をとるかどうか、分からない。
本当に重苦しい映画なんだけど、誰にでも観てほしい、と思う。なぜなら、「重苦しい映画の終わりに希望がある」と思ったから。