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映画「ファーザー」(主演 アンソニー・ホプキンス)

映画「ファーザー」(主演 アンソニー・ホプキンス)

【出るのはため息ばかり……】

なんとも救われません。明日は我が身だと思うとぞっとします。早ければ5~10年後、遅くとも20年後には私もこうなるのでしょう。

すべてが退行するのです。明日になれば今日よりも良くなる、なんてことはありません。未来に希望が持てないなんて……。

歳を取るというのは、赤ん坊に戻っていく道程だと言います。利いた風な言い草だと思います。歳を取るということがどういうことかだなんて、その齢になった者にしかわからないのです。

ついこの間までできていたことができなくなる──そういうことが、どんどん増えていくのでしょう。あるいは、自分でも何でこんなことをしたのか、わからなくなるのでしょう。今の私には、実感として分かる部分もあれば、「……のだろう」と想像するしかない部分もあります。

だからと言って、赤ん坊に接するように接せられたら尊厳は傷つきます。未だ退行しきっていないのだから。周りの者からしたら、その辺が面倒なところです。赤ん坊は「馬鹿にするな」などと言いません。

 

せめて、子供達にはそんな煩わしさを感じることが無いようにしたい──。私が彼らから遠く離れて暮らすことにしたのは、それが理由でもあります。もちろん、それですべて解決するわけでもありません。むしろ、現実逃避をしているのかもしれません。

画像引用元 辰々のお薦め映画とベストテン

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