News 2024.04.11
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書籍「眼の誕生」(アンドリュー・パーカー)

書籍「眼の誕生」(アンドリュー・パーカー)

【知的好奇心を満たす良書】

平易でスラスラ読める本も良いけれど、時にはちょっと難解で、行きつ戻りつ前後を確認しながら、話の展開にやっと着いて行けるくらいの本を読むのも読書の醍醐味だと思います。自分の知性と競い合うようなヒリヒリする読書とでも言いましょうか。それを超えるような難解本は途中でギブアップしてしまうので、その絶妙な匙加減の本に出合うのはけっこう稀な出来事です。

私にとっては、たとえばユヴァル・ノア・ハラリの一連の著作だったり、ジャレド・ダイアモンドの著書だったりがそれに当たり、浅学な私の知的好奇心を大いに満足させてくれます。そのような意味においてこの本も、どストライクでした。

すべては、5億4300万年前のカンブリア大爆発(突如として今日地球上で見られる動物の原型が出そろったとされる)に起因しています。そして、それは「光スイッチ」による生命体初の眼の誕生が齎したらしいのです。

眼を持つ生命体が他を圧倒して進化したというのは、当然の帰結のように思えて説得力があり、ともするとドロップアウトしてしまいそうな私の読書を前へ前へと進めてくれたのでした。

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