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書籍「伝え方が9割」(佐々木圭一 著)

書籍「伝え方が9割」(佐々木圭一 著)

【伝え方が9割、されど……】

伝え方は大事です、確かに。企業の人事考課などの場でも、それは「コミュニケーション能力」という言葉(略して「コミュ力」とかいうらしい)に置き換えられて、重要視されています。

本書では、その要諦は人の心を動かす「強いコトバ」にあるとして、5つの方法を伝授してくれます。5つの方法とは、サプライズワードを入れる「サプライズ法」、前後に段差が着くような言葉を入れる「ギャップ法」、自分の身体の反応を率直に描写する「赤裸々法」、あえて繰り返すことで相手の記憶に刷り込む「リピート法」、いきなり伝えたい話から始める「クライマックス法」です。

私もこれらの有効性は否定しません。著者が言うように、同じコトをお願いするにしても、こうした伝え方をすれば結果が違うことも多々あるでしょう。

しかし……、いやだからこそ、残りの1割が大事なのではないかとも思うのです。残りの1割──つまりコトの内容です。それがないままコミュ力だけを磨いても、何だかフワフワした人間が増えるだけだと思うのは私だけでしょうか。

伝え方が9割、されど内容は10割! うーん、今イチなギャップ法だな。

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