News 2024.05.18
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書籍「京都「私設圖書館」というライフスタイル」(田中厚生)

書籍「京都「私設圖書館」というライフスタイル」(田中厚生)

【ライフスタイルにまで昇華しよう】

私が郷里浜松に戻って私設図書館を始めようと決めたのは、この本によるところが大きい。ブックカフェではなく、あくまでも私設図書館――。

当館は開業して2年半ほど経ちますが、たまに同じようなことをやりたいという方が来られます。いろいろ話を聞きたいというので、

「開業するのはおそらく誰でもできます。ただし、続けていくにはどうやったらおカネが回るか、その仕組みを作ることが大事だと思います」

というと、「ああ、マネタライズですね」とか言って聞き流す人が実に多い。そこには食いついて来ないのです。

しかし、私設図書館に限らず何事もやはり、おカネが回らなければ続けられないのです。私もそうでしたが、開業までは夢が一杯(あれもやりたい、これもやりたい)で、それらがお客さんにとって魅力的であればおカネは後からついてくると思いがちです。たしかに真に魅力があればそうかもしれませんが、多少目先が変わっている程度では直ぐに飽きられてしまうのです。

ましてや私設図書館の収入源は限られています。本書の著者は、続けていくために40過ぎでサラリーマンになったといいます。逆に言うと、そこまでして続けるというのが凄いのですが、そこがまさにライフスタイルとする所以でしょう。

当館とて偉そうなことを言うつもりはありません。一応、おカネが回る仕組みを作ったつもりですが、それだって経営環境が変わればすぐに崩壊してしまいます。その意味では、いつまで続けられるかは分からないのですが、この先駆者を見習ってライフスタイルにまで昇華していきたいと思っています。

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