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書籍「ここは負けても死なないテーマパーク」(エミリン)

書籍「ここは負けても死なないテーマパーク」(エミリン)

【自称サバサバ女にご用心】

著者のエミリンは自分で自己肯定感が低いというのですが、巻末の「大松物語」を読むと、30年に満たない彼女の人生で彼氏の居た期間は結構長そうです。ということは、自分で自分を認めることが出来なくても、他人は認めてくれているということだと思います。

私などは自己肯定感半端ありませんが、六〇を超える人生で親密な異性の居ない期間の方が居た期間より圧倒的に長いので羨ましい限りです。要するに、エミリンは自分に対するハードルが高いということではないでしょうか(因みに、私の場合は親密になりたい異性のハードルが高いというわけではなく、単に異性から肯定されないだけです)。

思うに、エミリンの自分に対するハードルの高さは、彼女が常に夢を持って生きていることに起因しているのでしょう。つまり、夢と現実との間に乖離があるから、現時点の自分を肯定できないように思えます。

一方、私を含め多くの人は夢など持って生きていません(たぶん。違うかな?)。眼の前の現実を懸命に生きているだけです。その分、自己を肯定しやすい――。

そう考えると、夢があるがために自己肯定感が低いのと、夢がないので自己肯定感を高く保つことができるのと、どちらが良いのだろうと思えてきます。あるいは、自己肯定感は低いけれど他人からは肯定される人間と、自己肯定感は高いが他人から肯定されない人間とは、どちらが幸せなのでしょうか。

どちらが……、ということはないのでしょう。強いて言えばこの場合、中庸――つまりどちらでもないのが良いのだろうと思います。

いずれの場合であっても、自己肯定感を他人によって下げさせられるのは勘弁願いたいものです。本書にある「自己肯定感を下げさせる仲良くならない方が良い女たち3選」

① 自虐に見せかけて自慢する女

② 自称サバサバ女

③ 隙あらばマウント女

は、往々にして3つをコンプリートしている女性が(もちろん男も)多いように思いますが、なかでもタチが悪いのは②でしょう。

「私ってサバサバしてる方だからぁ、何でもズケズケ言っちゃうんだけどぉ……」

とか言って、本当にズケズケ物申す失礼な人が世の中にはいます。まるで、そう前置きすれば、何でも言って良い免罪符を得ると勘違いしている御仁。私も浜松に戻ったばかりの頃に出くわしました(その人は見事に3つをコンプリートしていました)。エミリンの言うとおり、こういう人には関わらない方が人生は100倍楽しく生きられます。

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