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映画「PLAN75」(主演 倍賞千恵子)

映画「PLAN75」(主演 倍賞千恵子)
【個々の死生観に委ねるべき】
少し前に、経済学者・成田悠輔氏の発言「高齢者は集団自決すればいい」がネット上などで叩かれていました。私もあと半年で高齢者の仲間入りをする身ですが、私自身はあの発言は一理あると思っています。
上手く言えませんが、「地動説」が確固たる地位を得たのは、それが科学的・論理的に実証されたからではなく、「天動説」を信じる世代がこの世から居なくなったからだと言います。
こんなことを言うと、気分を害される高齢者も多いでしょうし、お叱りを受けるかもしれませんが、また私自身も成田氏がどういう文脈で発言したのかを知りませんが、この手の発言のそこだけを切り取って叩いても仕方ありません。
 
この映画は成田氏のあの発言をそのまま映像化したような作品です。結論から言わせて頂くと、私はこの制度、大いにありだと思いました(私は、ですよ。あくまでも個人的な意見です)。75歳以上になったら、いつでも好きな時に利用できるというのが好いし、途中で嫌になったら取り止めることも出来るというのも好い。あと眠るように死ねるのも好いと思います。病気などで苦しみながら死ぬよりよっぽど好い。
 
映画ではちょっと行政のプロパガンダ(ゴリ押し感)が強すぎるので、希望しない高齢者が肩身の狭い思いをするように感じましたし、見方によってはある種のジェノサイドに見えなくもありませんが、そうならないように配慮しつつ、希望者だけが利用すればよいのではないでしょうか。高齢者の場合は、生きる権利と同じように、死ぬ権利があったっていいじゃありませんか。十分に生きたのですから。最後に社会や若い世代の役に立てるのなら、尚更です。
 
ラストは生きることへの肯定感を描いたらしいのですが、何だか焦点がぼやけてしまった気がします。苦しんで生きることを肯定するよりも、苦しまずに死ぬことを肯定してはダメなんでしょうかね。
 
いずれにしても、一人ひとりの死生観に基づくことなので、他人が良い悪いを押し付けるのではなく、個々人の選択に委ねれば良いように思いました。この制度についても、この映画についても。
 
画像引用元 YouTube
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