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映画「ANNA」(監督 リュック・ベッソン)

映画「ANNA」(監督 リュック・ベッソン)

【アナ役サッシャ・ルスのじわじわ来る魅力】

製作でなく総指揮でもないリュック・ベッソン久々の監督作品なので楽しみにしていたのですが、冒頭で少々がっかりしてしまいました。主人公アナ役のサッシャ・ルスが好みではなかったのです。ベッソン監督の映画といえば、「レオン」といい、「ニキータ」や「フィフス・エレメント」といい、主人公の女性がポイントなだけに、これはミスキャストではないかと……。

しかし、それでも不遇の女性が成長するストーリーや、その展開の良さはいつも通り。そして何と言っても、華奢なモデル体形のサッシャが演じる格闘シーンの半端ないこと。「トランスポーター」のジェイスン・ステイサムのそれと遜色ないリアル感と言ったら、叱られるでしょうかね。たぶん、撮り方とSE(効果音)の入れ方が良いのでしょう。

そんなわけで、映画が終わる頃にはすっかりサッシャのファンになってしまっていたのです。

あ、映画の方は利害の一致した女たちに振り回された憐れな男たちの物語でした。

画像引用元 CIA Movie News

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