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映画「美しき諍い女」(監督 ジャック・リヴェット)

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【美しい花には棘がある】

この世で一番美しいのは女人の裸体である──と古代ギリシャ人は言った(ような気がする。たぶん、言ったんじゃないかな)。私も密かにそう思っていたのだが、この映画を観てそれを確信することとなった。

とにかく、マリアンヌのヌードが美しい。美しすぎる。神々しいくらいだ。むろん、エロさはない。なくていいのだ、ここでは。

4時間と超長尺ながら、ちっとも退屈しなかったのは、彼女のヌードとそれを画家がスケッチする様子を長回して観ることができたからだ。

だが、画家フレンホーフェルはそれだけでは収まらなかったようだ。マリアンヌの内面すらも描き出してしまった。美しさの内面は諍い女だったのだ。

それでも良いじゃないか。そのくらいの代償は仕方がない。きれいな花には棘があるものだ。喜んで受け入れようではないか(でも、いざ手にすると、棘がチクチクと痛くて気になるんだよなあ……)。

画像引用元 映画チラシサイト

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