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映画「男の優しさは全部下心なんですって」(監督 のむらなお)

映画「男の優しさは全部下心なんですって」(監督 のむらなお)

【なんですって、って言われてもねえ】

まあ、そう言われてしまえば、実にそうなのである。自らの人生を顧みても否定はし難い。もちろん、常に下心=セックスではないし、単なる損得勘定のときも多い。

あるいは、男のほんの気まぐれ的な言葉や行為を、女のコの方で勝手に優しいと捉えることもあるだろう。そんなときは無償の優しさだと思うかもしれないが、ただの気まぐれだから勘違いしないで欲しい。そもそも神様や親兄弟じゃないんだから、無償の優しさなんてあるわけないでしょ。そう見えても何らかの損得勘定は働いているものなのだ。無償の優しさ=気まぐれと言っても良いかもしれない。

何を言いたいのか自分でも混乱してきたが言いたいことは、つまりこういうことだ。男の優しさは全部下心だとしても、そこには愛が伴っている(ことが多い)、と言いたいのである。括弧でエクスキューズを入れなくてはならないのが、今ひとつ説得力に欠けるのだけれど、女のコに是非分かってもらいたいのは、下心があるからと言って、そこに愛がないわけじゃない、ってことなのだ。

男とて、中高生ならいざ知らず、それなりの経験を積んだ大人であれば、愛のないセックスがいかに味気なく、虚しいものであるかは分かっている。下心? 大いに結構じゃないか。貴女を惑わす気まぐれなどより、分かり易くてよっぽど良い。ブラボー、下心! と叫んで欲しい。

要は、その下心もまとめて、男の優しさを貴方が受け止めるか否かだ。それを決める権利はすべて貴女にある! って、私がこんなところで力説しなくても、世の中の男女は皆、そうやって愛を育んでいるんだよね。ピース。

画像引用元 映画ナタリー on Twitter

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