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映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」(監督 山田洋二)

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【老害と呼ばれないために】

いきなりネタバレっぽくなってしまって恐縮ですが、ラストは雨降って地固まる的なハッピーエンド。しかし、現実は果たしてそう旨くいくでしょうか。そう思ってしまいます。何故なら、この家族の問題は根本的には何も解決していないからです。いずれ違う形でまた勃発するに違いありません。

この家族の根本的な問題は、周造の昭和的な思考や言動が長男・幸之助に受け継がれ、その時代錯誤的な振る舞いに本人達が気づいていないという構造的な問題なのです。

周造はまだ良いでしょう。文字通り昭和を生きたのですから。平成も過ぎて令和の今となっては、ひとつの家族の中でなら――政財界で老害的なふるまいをするのと違って――骨董品として丁重に扱ってもらえるでしょう。

問題は幸之助です。彼は令和の時代をまだ人生の半分を過ごさねばならないのです。それなのに、そのことに気づいていないのだから、救いようがありません。

なあんて、達観したようなことを言っているこの私も、周造と幸之助の中間の世代に位置する以上、気を付けなければなりません。そのためには同世代でつるまないこと、以上!(って、周造か⁈)

画像引用元 YouTube

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