News 2024.04.15
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ムック「へバーデン結節を自分で治す便利帖」(LDK特別編集)

ムック「へバーデン結節を自分で治す便利帖」(LDK特別編集)

【整形外科ねえ……】

私は医者嫌いである――つもりはない。持病の痛風の発作が出たときなどは、お医者様が神様のように思えてしまう。しかし、基本的には少々のことがあっても病院の類には行かない。このところは痛風も治まっているので、結果として3年近く病院の門をくぐっていない。

国は「かかりつけ医制度」なるものを提唱しているようだが、滅多に医者に行かない私のような者にとっては甚だ困った制度だ。

以前、コロナワクチンの接種を受けるべく、痛風を診てもらった件(くだん)の医院に予約しようとしたら、「1年以上来院していない貴方は『かかりつけ』とはいえないので、当院では打てない」と断られた。国の膨大な医療費の縮減に貢献しているはずの私は、国の妙な制度のお陰で弾かれてしまったのである。

大きく2種類の人間がいるのだと思う。事あるごとに医者の扉をたたく人と、私のように滅多に行かない者と。昔、好きだった女のコの部屋に初めて行ったとき、一人暮らしのつましいテーブルに夥しい量の処方薬があるのを見て、ドン引きしたことがある。もちろん、いたって健康な彼女に罪はない──。彼女は2種類の人間のうちの前者で、私は後者だっただけのことである。

さて、そんな私が今、医者に行こうか迷っている症状がある。本書にあるへバーデン結節だ。40代後半から指の節が腫れてきて、そのうち妙な方向に曲がり出し、やがてグーを強く握れなくなった。当初は痛くなかったが、自分で治そうとあれこれ触っているうちに痛くなってしまった。

未だ日常生活に支障があるほどではないが、やはり痛いときは痛い。以前、そんなことをボランティアスタッフの吉田柴犬氏に話したら、有難いことにある時このムック本をプレゼントしてくれた。

読むと、痛みを和らげるにはこれをしろ、あれをしろ、あるいはあれを食べるな、これをするなと色々載っている。がしかし、結局は完治する治療法はないらしい。にもかかわらず、一日も早く整形外科に行けというのが結論のようだ。

とはいえ、この整形外科というのが、私の経験上もっとも費用対効果の得られないところである。まず何処の整形外科も待合室はお年寄りが一杯で、必然的に何時間も待たされる。診察は数分だ。あげく大量の湿布薬を貰っておカネ(と時間)だけがかかる。が、治らない──湿布薬で痛みをごまかしているうちに自然治癒を待つ──というところなのである。

よって、おそらく今回も私は医者に行かない。

 

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