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コミック「SLAM DUNK31巻」(井上雄彦)

コミック「SLAM DUNK31巻」(井上雄彦)

【臨場感が半端ない】

あの伝説のバスケ漫画「SLAM DUNK」のアニメ映画が、今年の12月に公開されるらしい。漫画の連作が終わってから四半世紀も経つ今、何故? そして、その内容はいかに? この稿の執筆現在(22年7月下旬)、詳しいことは何一つわかっていない。

ところで皆さんは、この漫画の登場人物のなかでは誰が好きだろうか?
「断然、ミッチーよ!」
同じ質問をかつてとある女の子にしたところ、彼女はそう断言した。どうせ流川だろう? と前置きをして聞いたからか、わかってないわね、と彼女は見下したように言ったのだった。

確かに不良だったミッチーこと三井寿が大好きなバスケットボールを通して更生していく様は、女性の胸を熱くさせるかもしれない。彼の「バスケがしたいです」は名セリフだ。

三井以外にも魅力的な登場人物が多い。主人公・桜木花道はもちろん、彼の属する湘北高校バスケ部の面々、花道が恋焦がれる晴子さんも好いし、彼のワルダチどもも忘れるわけには行かない。湘北高校の対戦相手にもキャラ立ちする人物がたくさん登場する。

このコミックは、そんな魅力的な人物に囲まれた桜木花道の成長物語であるが、なかでも私が好きなのはこの31巻である。この巻はまるで無声映画を観ているかのようだ。セリフはほぼない。それでもというべきか、だからこそというべきか臨場感が半端ない。そして、最後にチーム内で反目しあっていた流川との和解。──好いもの見させていただきました。

えっ、私? やっぱり桜木花道かな。

画像引用元 Amazon

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