News 2024.03.23
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いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画   原田 マハ

いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画   原田 マハ

私がこれまでの人生で読んだ本の感想をなるべく簡潔に書いていこうと思います。その記念すべき第一回に選んだ本は、原田マハの「いちまいの絵」です。(「いまいちの絵」ではありませんよw)

ニューヨーク近代美術館勤務の経験もあるという原田マハは私の娘が大ファンで、彼女に薦められて読んだ本です。

26枚の名画をその描かれた背景を含めて著者の視点で紹介しています。絵画鑑賞ビギナーの私としては、それぞれを8ページ程度で説明してくれているので、おのおのの名画の魅力をサクッと理解できて大変ありがたいです。

読んでみて、どの絵も実物を是非見たくなったのですが、どれか一枚と言われたら……そうですね、東山魁夷の「道」を選ぶでしょう。何故なら他の絵の紹介とは違い、これに限って著者・原田のただならぬ思いが伝わってきたからです。それは少し陰を帯びた情念のような思いです。そして明日への希望──。

若き日の原田に立ち上がった感情を是非私も体験してみたいと思ったのです。

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