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書籍「ブードゥーラウンジ 」(鹿子裕文 著)

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【ロックンロールは鳴り止まない】

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福岡という土地には行ったことがない。
もちろん、福岡の天神にある親不孝通りという、昭和の名残がただよう名前の通りだなんて知らない。いや、知らなかった。
これは親不孝通り沿いにある実在する(実在した)ブードゥーラウンジというライブハウスに行き交う人達の物語。
はみだし者と聞くと世間に適応できず端に追いやられた弱者を想像するかもしれないが、この本に出演する人達は”はみだし者”であることは間違いないのだが、おそらく人としての器が大きすぎて世の常識に囚われずにはみ出してしまったのであろう、無駄に汗臭いエネルギーに満ちている。
そんな獣たちは夜に巣に帰る。ブードゥーラウンジという寝ぐらに。
ここにはココでしか鳴らない音があり、酒を愛する人がいる。音と酒とともに人生があり楽しさや悲しさがある。
音楽を文章で表現するのは野暮である。
「このときに、このミュージシャンはFのコードを鳴らしました」なんて文章は誰も望まない。
ここにかかれた文字は音を奏でる。めくるページはギターの弦。
見た事も聞いたことも無い、存在すら知らなかったミュージシャン達の音が、本を読みページをめくるたびに「ギャンギャン」とギターの音が鳴り響くではないか。
本を読む視線は行った事のない街『福岡』のブードゥーラウンジへと旅をする。

ブードゥーラウンジに集う人々に感情移入をし愛情が芽生えたころに、この物語は思いもよらない結末へと向かっていく。
フィクションのような、ノンフィクションドキュメンタリー。
この本を読み終わった後、ロックンロールが鳴り止まないアナタにオススメ。
たぶん世界初「本のサントラ」も発売中。

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